三浦の家

旗竿敷地・厳しい日照環境を克服!ローコストで実現した憧れの『中庭のある家』

設計者のコメント
神奈川県三浦市、京浜急行久里浜線『三浦海岸駅』から徒歩8分の閑静な住宅街に計画された家族5人のための住宅です。計画地は幅2.5mの接道を有し、13mの敷地延長がある典型的な旗竿敷地です。南側・東側は住宅、西側は高い擁壁に囲まれた日照環境の厳しい条件のなか、お客様が望んだのは陽の入る明るい家。そこで、少しでも陽当たりのいい2階にLDK、唯一開いた南東方向にルーフテラス、そしてそれらをロの字に繋いだ真ん中に中庭をつくることで1階・2階に光の道をつくりだしました。1階の中庭周りには玄関と寝室を配置し、こちらも回遊することができます。中庭効果で玄関や寝室は驚くほど明るく、1階も2階も行き止まりのない平面計画は、元気なお子様の恰好の遊び場になります。またルーフテラスの壁は、光を採り入れ、視線を遮る高さまで上げることでプライバシーを確保し、またそれがファサードデザインの一端を担っています。閉鎖的な外観からは想像できないほど豊かで明るい住宅です。

建築主のコメント
3人目の子供が生まれたころから家づくりを考え始め、以前雑誌を見てずっと気になっていた建築家の方に連絡をとってみたのが萩原さんでした。設計中、理想の形に近付いていく過程はとても楽しいものでした。こちらの要望にもあまり勧められないことに対しては、はっきりと意見を言っていただけたのが良かったです。住んでみて納得することが多々ありました。引っ越して間もないですが、とても住み心地がいいです。中庭に面した大きな窓もプライバシーを気にしてカーテンを閉める必要がないのでいつも開放的で気持ちがいいです。玄関の土間も広くて使いやすいので気に入っています。萩原さんは本当に建築が好きな方なんだなとお話しするたびに思います。お願いして本当に良かったと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 設計概要
    建築場所:神奈川県三浦市
    主要用途:専用住宅(新築)
    家族構成:夫婦+子供3人
    構造規模:木造2階建て(在来工法)
    敷地面積:125.45㎡(37.94坪)
    延床面積:84.46㎡(25.54坪)
    竣  工:2014年
    建築費用:1000万円台
    撮  影:新澤一平
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  • メディア
    TV放送:渡辺篤史の建もの探訪
    雑誌掲載:はじめての家づくりNo26
         The Haus(韓国)
         神奈川の建築家とつくる家②
         OCEANS 2019年1月号
    WEBマガジン:homify(ドイツ)
           Thisispaper(ポーランド)